きのう午前1時49分ごろ、千葉市・一宮町などで震度4を観測する地震が発生。房総半島周辺では火曜から地震活動が活発になり、この約2時間後にも震度3の地震が起きた。相次ぐ地震について地震調査委員会では先月下旬から房総半島沖で「スロースリップ」(ゆっくりすべり)と呼ばれる地殻変動が観測されていることが報告された。「スロースリップ」とはゆっくり断層が動いて地震波を発生させずに歪みを開放する現象のこと。これまでも「スロースリップ」が観測された時に千葉県東方沖で1週間~数か月程度まとまった地震活動が続いたということで地震調査委員会も当面の間は活動が続く見込みとしている。陸地の下が震源となると震度5弱程度の揺れになることも考えられるため十分な注意が必要。