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「一帯一路」 のテレビ露出情報

中南米は米国が政治的にも経済的にも関与してきたことから、“米国の裏庭”と呼ばれてきた。この中南米で今、存在感を増しているのが中国。中国が掲げる巨大経済圏構想「一帯一路」に参加する国々は、キューバやベネズエラといった伝統的に関係が深い国にとどまらず、チリやアルゼンチンなど20か国以上に上っている。このうち「一帯一路」の重要プロジェクトとして開港することになったのが、ペルーの太平洋側に出来たチャンカイ港。この港を巡る期待と懸念を取材した。先月、南米を訪問した中国の習近平国家主席。APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に出席し、多国間貿易体制を重視する姿勢を強調。中国への関税の引き上げなどを掲げる、米国のトランプ次期大統領をけん制した。この訪問に合わせて大々的に行われたのが、ペルーのチャンカイ港の開港式典。ペルーの首都リマから北に60キロ。人口6万ほどの町に、チャンカイ港は建設された。総事業規模は13億ドル、日本円でおよそ2000億円。港の運営会社の資本の6割を出資したのが、中国国営の海運大手。中国資本が管理、運営に関わる中南米で初めての港だとしている。施設の中には、至る所でペルーと中国の旗が掲げられていた。港の水深は17.8メートルと深く、大型化するコンテナ船にも対応できるという。これまで南米の太平洋側からの貨物の多くは米国・カリフォルニアやメキシコなどにあるハブ港を経由して太平洋を横断し、中国や日本に向かっていた。今回、中国の海運大手は、チャンカイ港と中国の上海を直接結ぶ新たな航路を開設。南米中から貨物をチャンカイ港に集めてアジアに送ろうという。運搬にかかる時間が10日程度短縮できる。さらにチャンカイ港に期待しているのが、ブラジル。ブラジルは牛肉や大豆、トウモロコシなどの食料に加え、鉄鉱石などの鉱物資源も豊富で、中国は最大の輸出先。これまでブラジルからアジアへはまず大西洋側のサントス港などに荷物が運ばれ、主にパナマ運河を経由してアジアなどに送られていた。内陸部の業者にとっては、チャンカイ港を利用できれば、輸送時間の大幅な短縮につながる。一方、歴史的に強い影響力を持ってきた米国では中国の影響力の拡大を懸念する声が出ている。米軍の司令官は“中国海軍の艦艇が港を使用する可能性が高い”と発言した。米国陸軍戦略大学・エバンエリス教授は「(港の)主な目的は経済だが、軍事的な意味合いもある」と懸念を示している。それに対し、ペルー・ペレスレジェス運輸通信相は「チャンカイ港によってペルーが主権を失うとの懸念があるが、絶対にそうならない」と反論している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月22日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
中国・習近平国家主席は訪問先のブラジルで20日、ルーラ大統領と会談し巨大経済圏構想「一帯一路」とブラジルの開発戦略を連携させることなど両国の協力強化で合意した。APEC(アジア太平洋経済協力会議)、G20(主要20か国)首脳会議に出席するため南米を訪れていた習主席は、日本を含む16か国の首脳と相次ぎ会談し米国・トランプ次期大統領の就任を前に外交攻勢を強めた形[…続きを読む]

2024年11月21日放送 16:54 - 17:05 テレビ東京
ゆうがたサテライト(ニュース)
中国の習近平国家主席は20日、訪問先のブラジルでルラ大統領と会談し、両国の関係を「格上げ」して結束を強化していくことで合意した。両首脳は37件の文書に署名しAI・人工知能や航空宇宙の分野でも連携を深める方針。一方で焦点となっていた中国の巨大経済圏構想「一帯一路」へのブラジルの参加は見送られた。

2024年11月16日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道(オープニング)
ラインナップを伝えた。ペルーで中国の一帯一路のプロジェクトとして新たに開港した港湾施設についてなど。

2024年11月15日放送 23:00 - 23:58 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト(ニュース)
APEC首脳会議が行われる会場の外では、世界のメディアが集まる中で治安の改善を求めるデモなどが行われていた。中国・習近平国家主席とペルー・ボルアルテ大統が参加したのは首都リマ近郊に完成した巨大な港、チャンカイ港の開港式典。チャンカイ港は習主席が提唱した中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の事業の一環で中国の国有企業が出資し、運営の決定権を持っている。ペルー政[…続きを読む]

2024年11月15日放送 19:00 - 19:30 NHK総合
NHKニュース7(ニュース)
APEC首脳会議がまもなく始まる。習近平国家主席は会議に先立ち、一帯一路のプロジェクトとしてペルーに建設された港湾の開港式典に参加した。アメリカの裏庭とも呼ばれる地域で、港は中国の存在感の高まりを象徴する施設と受け止められている。21の国と地域が参加するAPECの首脳会議は、貿易や投資、持続可能な成長などをテーマに議論が行われる予定。

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