中国外務省によると、中国・王毅外相は先月、約10日間欧米などを外遊し、電話を含めて25カ国の首脳や外相らと会談を行った。王毅外相はEU・カラス外交安全保障上級代表との会談で「ウクライナ問題について、ヨーロッパが交渉で重大な役割を果たすことを支持する」と発言。停戦交渉からヨーロッパを排除するアメリカとは、対照的とも取れる対応を見せた。ウクライナ・シビハ外相とも会談をしている。中国ウクライナ外相会談で、王毅外相はロシアによる侵攻の政治的解決に向け「建設的役割を果たす」と述べた。戦後も見据えながら、交渉に関与したい思惑があるとみられている。きのう立憲民主党・野田代表は「日本の姿勢が見えない」と述べ、石破総理の姿勢に不満を示した。