成人の日の前日に都内で開催されたイベントでは全国から20歳前後の若者が約150人が参加していた。イベントの主催者でスーツの会社を経営している田中史緒里さんはトランスジェンダーで性的マイノリティーの人達から服装が理由で成人式に参加できないという声を聞いていた。その体験からセクシャリティーに囚われず自分らしい服装で参加できるイベントを去年から企画。イベントに参加したサキさんは幼い頃から女の子らしい服装に抵抗感があり中学生の時の制服はスカートで毎日履かなければならない事が辛いと感じていたが周囲に気持ちを打ち明ける事は出来なかったという。成長するのに従って心の重しとなったのが成人の日についての話題で高校の友達の間ではどのような振り袖で着飾るかという話が盛んになった事だという。日頃から主に男性向けの服を着るようになっていたサキさんは地元で開催される式典への出席は難しいと感じていた。
そんな中SNSで知ったのが今回のイベントで周囲の目を気にせず自分らしい服装で参加したサキさんは笑顔で新しい門出を祝っていた。イベントでの体験が将来の夢を追う原動力になったと言う人は去年開催されたイベントに新成人として出席した服部百恵さんだった。服部さんは小学生の頃から女性として生まれた自身の性別に違和感を持っており将来養護教諭になるため大学に進学。自らのセクシャリティーを打ち明けた教員から「女性として生まれたのだから女性として養護教諭になった方が良い」と言われていた。その直後に服部さんは授業に行けなくなり翌年には退学したが心に変化を齎したのが去年のイベントでの出来事だった。セクシャリティーに関係なく前向きな仲間と出会えた事で「もう一度、自分らしく生きていこう」と思えるようになったという。服部さんはイベントの後、別の大学に再入学し今は養護教諭になるという夢の実現に向けて勉強を続けていた。NPO法人ReBitの藥師実芳さんは「去年LGBT理解増進法も成立した中で今後は日常の中で当事者の安心と安全をどう確保するか」と話している。
そんな中SNSで知ったのが今回のイベントで周囲の目を気にせず自分らしい服装で参加したサキさんは笑顔で新しい門出を祝っていた。イベントでの体験が将来の夢を追う原動力になったと言う人は去年開催されたイベントに新成人として出席した服部百恵さんだった。服部さんは小学生の頃から女性として生まれた自身の性別に違和感を持っており将来養護教諭になるため大学に進学。自らのセクシャリティーを打ち明けた教員から「女性として生まれたのだから女性として養護教諭になった方が良い」と言われていた。その直後に服部さんは授業に行けなくなり翌年には退学したが心に変化を齎したのが去年のイベントでの出来事だった。セクシャリティーに関係なく前向きな仲間と出会えた事で「もう一度、自分らしく生きていこう」と思えるようになったという。服部さんはイベントの後、別の大学に再入学し今は養護教諭になるという夢の実現に向けて勉強を続けていた。NPO法人ReBitの藥師実芳さんは「去年LGBT理解増進法も成立した中で今後は日常の中で当事者の安心と安全をどう確保するか」と話している。