東京都知事選の公約を同日発表した小池都知事と蓮舫参院議員。小池都知事は「東京大改革3.0」、蓮舫氏は「7つの約束」という公約を打ち出した。小池都知事の子育てに関する公約は「無痛分娩費用の新助成」「保育料無償化を第1子まで拡大」など。働き方改革に関しては「非正規雇用の処遇改善支援」「男女賃金格差解消に向けた支援拡充」など。高齢者に関しては「おひとりさま高齢者へ支援強化」「在宅医療介護支援を強化」など。その他は「手軽な価格で住める住宅の推進」「行政手続き100%デジタル化」など。蓮舫氏の子育てに関する公約は「子どもが多い世帯への家賃補助」「多摩地域でも学校給食無償化」など。働き方改革に関しては「少子化対策で現役世代の手取り増」「非正規の都職員を正規化」など。高齢者に関しては「認知症対策の強化」「見守りネットワークづくりの応援」など。その他は「神宮外苑の再開発の見直し」など。鈴木哲夫氏によると、小池都知事の公約について「実績を前面に出している印象。『保育無償化、第1子まで拡大』など国ができていないことを東京でやっていくというかなり“国を意識した公約”」と分析。蓮舫氏の公約については「小池都知事と比較すると現実的な公約に絞っている印象。数が“7つ”であることはけんか上手な蓮舫氏らしく“7つのゼロ”を達成できなかった小池都政への皮肉だろう」と指摘し「有権者が選択しやすい“互角”の公約」とした。東京都知事選には50人以上が立候補を表明。2利権政治からの脱却”を掲げ前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏、“都民税の減税”などを訴える元航空幕僚長の田母神俊雄氏などが立候補。都知事選は6月20日告示、7月7日投開票。