能登半島地震で被害を受けた七尾市の老舗のしょうゆ店で地震のあと初めてとなる本格的な仕込み作業が始まった。創業約100年の鳥居醤油店。元日の地震で国の登録有形文化財になっている建物が大きな被害を受け、いまも店の修理が続いている。作業場の被害が少なかったことから7月から被害を逃れたもろみを絞ってしょうゆの製造を再開。きょうから店の代表や従業員が地元産のゆでた大豆といった小麦を麹菌と混ぜ、本格的な仕込みの作業を始めた。鳥居醤油店代表・鳥居正子が「あきらめかけていたがみなさんの支えでお届けできるので頑張っていきたい」とコメント。