そのお店は、都電荒川線終点の三ノ輪橋駅近くにある。撮影開始後、早速一人の女性が。さっきまでスーパーでバイトをしていて、朝ごはん用にコロッケパンを購入した。続いて老齢の男性のお客さん。こちらもコロッケパンを購入。1964年の東京オリンピックの頃からお店を知っているという。コロッケパンの他にもハムカツパンやメンチカツパンなどがあるが、一番人気はコロッケパン。大量にまとめ買いをする男性に話しかけた。友達がこのお店のパンが好きで、足立区から買いに来たという。この辺りは子どもの頃から遊びに来ていた。昔はパン屋のすぐ近くの東京球場でプロ野球の試合が行われていて、ここのパンを片手に観戦する人もよく居たらしい。お昼時、お客が増えてきた。女性の一人客。コートジボワールに住んでいて、一時帰国しているという。続いておつかいで来たという近所の小学生の兄弟。メンチカツパンとコロッケパンを購入した。まだ夏休みの宿題が残っている模様。続いて飲食店にアドバイスを行うフードコンサルタントのお客さん。ここのコロッケは冷凍ではないことを教えてくれた。65年間ずっと手作りで、変わらぬレシピを守ってきたとのこと。午後4時前、1人の男性がやってきた。フードデリバリーが一息ついて、公園で昼食をとる。お店の閉店時間はパンがすべて売り切れた時。この日は夕方5時で営業終了となった。