Tポイントとの統合に踏み切った、三井住友フィナンシャルグループには携帯大手が決済という金融の分野にビジネス領域を拡大していることへの警戒感があった。グループでは、今回の統合で、モバイル決済アプリの新たな顧客を獲得したい考え。アプリは、グループの銀行口座などをポイントとひもづける仕組みで、住宅ローンや資産運用などの取り引きがある利用者に、ポイントの優遇策を打ち出している。4年後までにアプリの登録数を、今の5倍に増やすことを目指す。MMD研究所・吉本浩司所長は「ポイントがあるので新たな消費をするという活動は起こる」とコメント。