住宅メーカーには購入予定者から金利に関する問い合わせが相次いでいる。金利上昇への懸念があるという。こうした中大手銀行の間では来月適用する住宅ローンの固定金利を引き上げる動きが相次ぐとみられている。背景には日銀の金融政策の内容がある。長期金利について政策の運用を柔軟化するとした。日銀はこれまで0.5%程度までとしてきた上限を事実上1%まで容認したため長期金利が上昇しそれに伴い住宅ローンの固定金利も上がるとみられている。一方住宅ローンの約7割を占めるのが変動金利。変動金利は1年以下の短期金利を指標に設定される。短期金利について政策に変更はなく変動金利は銀行間の引き下げ競争が激しくなっている。塩澤さんは景気の好循環が実現し日銀が政策変更すれば変動金利が上昇する可能性があると分析している。