きのう日経平均株価は午前が小幅な動きだったが、午後になって上昇に転じ、終値は前日比178円高の3万8288円で取引を終えた。三井住友DSアセットマネジメント・市川雅浩氏は「エヌビディアの決算発表を控え、きのうは全体的に投資家の様子見姿勢の強い1日となった」と解説。市場の注目は日本時間あす早朝に発表される米・半導体大手エヌビディアの決算発表。日本の半導体関連株にも大きな影響を与えると予想されている。市川氏は「かなり事前のハードルが上がっている状態で好決算でも想定通りの結果であれば短期的にエヌビディアの株価が利益確定売りに押されるという可能性も考えられる。市場の期待を上回る好業績を示すことができるか、先行きのAI半導体の強い需要が確認されるかが焦点になりそうだ」と解説した。