物流業界の人手不足に対応しようと大手化学メーカーが共同で製品を輸送する実証実験が千葉県市原市で行われ報道陣に公開された。実証実験は三菱ケミカルグループや三井化学などが大型コンビナートが建ち並ぶ市原市と三重県でことし9月から行っていてきょう、物流拠点の様子が初めて公開された。実験ではメーカーが共同で製品を輸送するため各社の輸送予定のほかトラックの積載率や運行予定などを一元的に管理するシステムを試験的に導入していて各社の製品が同じトラックに次々と積み込まれていた。化学メーカー各社は危険物などを含むさまざまな素材などを輸送する必要がある中、物流業界の人手不足に対応するため協力して効率的な輸送方法を模索している。来月までシステムの導入の効果を検証し、できるだけ早く実用化につなげたいとしている。