鉄道に通暁する奥原哲志氏に林氏は「東海道新幹線の三河安城駅では一部に屋根がなく、雨天の時に悩まされる。なぜ、屋根がない?」と訊ねた。おそらく、予算の関係だという。明治5年、新橋~横浜間が開通したことで、日本の鉄道の歴史は幕を開けた。11年後、上野と北関東をつなぐ路線などが作られた。だが、新橋~上野間には建物が密集し、線路の敷設などできなかったという。そこで、明治18年、品川から赤羽までが結ばれ、品川線と呼ばれた。群馬、埼玉でつくられた生糸は大宮~赤羽~品川~横浜へ運ばれ、海外へ輸出されることとなった。林氏は「南北をつなぐために作られたので、山手線が縦長になったのは必然」と語った。
住所: 愛知県安城市三河安城町1-18-2