長江さんは「8月16日頃から決算が続き、市場は日本株を買い増す材料を探しています。今回の注目点で専門家から一番多く挙げられたのは、進捗率です。今回、保守的な数字を示す企業が多く、これをどれだけ上回る結果を出せるかが鍵となります。また、生成AIの需要について、波及を見極めたいという考えがありました。注目する企業は、iPhone16の受注の影響がある村田製作所、不正が明らかになった車種の製造・販売を中止したトヨタ自動車、そして長期金利の水位とともに株価が上昇している三菱UFJフィナンシャル・グループです。今日はニデックや三菱自動車が、第1四半期決算の発表を予定しています。市場の期待値が高く投資家のリスク回避の姿勢が強まる中、数字だけでなく将来の見通しなどが求められる決算シーズンとなりそうです」などと話した。8月16日頃の日経平均の予想を伝えた。