ホンダと日産自動車が経営統合に向けて協議に入ることがわかった。けさ、ホンダの三部敏宏社長が取材に応じ、日産との経営統合について「可能性としてはあると思う」と説明した。ホンダと日産自動車の経営統合は持ち株会社を設立して、両社がぶら下がる方式を想定していて、日産自動車が筆頭株主の三菱自動車も将来的に加わることを視野に入れて交渉を進めるという。3社の統合が実現すれば、販売台数が800台を超える世界第3位の自動車グループが誕生することになる。アメリカのテスラや中国の自動車メーカーが台頭する中、経営統合によって新車の開発費や部品の調達コストを抑え、利益が出る体質をつくる狙いがある。日本の自動車大手の経営統合が実現するかについて、専門家が解説する。