JAXAと三菱電機が共同開発した観測衛星「だいち4号」の機体が初公開された。「だいち4号」は日本の地形データを継続的に観測し、火山活動や地震などの影響により地盤・地殻がどのくらい動いたかを数センチ単位で計測することができる地球観測用人工衛星。「だいち4号」は2週間程度で日本全域を観測することができ、三菱電機などは「観測データを比較することで火山活動の異変や地盤沈下などの早期発見につなげたい」としている。また、夜間や悪天候下でも観測可能で、地震・台風などの災害発生時の被害状況の把握に役立てたい考え。「だいち4号」の打ち上げは来年度に予定されている。