きのう発表された今年4月~6月のGDP速報値。実質GDP成長率は前の3カ月と比べた伸び率が実質の年率換算で+6.0%と市場予想を上回る高い伸びだった。GDPの半分以上を占める個人消費。前の3カ月と比べて-0.5%と3期ぶりにマイナスとなった。中でも白物家電の販売減少で耐久財が-3.3%と大きな落ち込みとなった。また、食料品や日用品など非耐久財も-1.9%。物価上昇で消費者の節約志向が強まっていることを窺わせる結果となった。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの主席研究員は「今後GDPの動きを大きく左右するのは個人消費ということになる。実質の賃金が本当にプラスになってくれるかどうかが今後の景気の大きな流れを左右する」と指摘。
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