きょうの為替相場の見通しについて三菱UFJ信託銀行・横田裕矢氏が電話で解説。横田氏の予想レンジは、141.50円~143.00円。本日はグッドフライデーで米国市場は休場。市場参加者の減少から方向間に欠ける展開が想定されるが、トランプ大統領や政府高官からの発言を受け思わぬ値幅が出てしまう展開に要警戒。注目ポイントは、アメリカ期待インフレ上昇VS景況感悪化。直近のアメリカインフレの動向について、先日公表された「CPI」「PPI」のグラフを確認すると、いずれも予想を下回り物価の南下が示唆されてる。一方、短期の期待インフレに目を向けると、各種の経済指標からは、期待インフレの上昇が見てとれ米国ではインフレの再燃懸念が意識され始めてる。今週金曜日のパウエルFRB議長の公演からは、関税をめぐる不確実性が強い中でのインフレ警戒から直近の市場の混乱を受けたあとでも政策調整の前に一段と状況が明らかになるのをまつ慎重姿勢が示されてる。トランプ政権誕生意向、米国のセンチメント系の指数悪化が目立つ。短期の雇用を示す指数は年明け意向、悪化が目立っており、今月の金融相場の混乱などと先行きの不透明感は一段と高まってることから米国の景況感はさらに冷え込む可能性がある。今後のドル円相場について、下落の可能性が高いと予想。