ことし5月、三豊市仁尾町の田井川で大北水門のゲートが開かず川の水があふれ住宅3棟が床上浸水10棟が床下浸水の被害が出た。その後の調査で自動で開閉する小型のゲートが正常に開かなかったことに加え、手動で開くのが遅れたことで被害につながったことが分かった。調査結果を受けて香川県と市は被災者を対象に被害を受けた屋外の電気製品や、浄化槽などの総額およそ670万円の損害賠償を支払うことで合意したことが関係者への取材で分かった。県は再発防止策として水門の開閉状況を遠隔で確認できる設備の導入などに向けて検討を進めていて、670万円の損害賠償のうち県が支払う330万円余りを盛り込んだ補正予算案を今月22日に開会する予定の定例県議会に提案する方針。