新茶の季節を迎え奈良県特産の大和茶の入札が奈良市で始まった。きょうは合わせて4,200キロほどの新茶が出品され、奈良県内のほか近隣の京都や三重などからおよそ20社の販売業者が入札に参加した。大和茶は寒暖の差が大きい奈良市月ヶ瀬地区など県東部の山あいの地域で盛んに栽培されている。参加した業者は茶葉を手にとって色や香りを吟味したり、実際にお茶を味見したりして入札価格を決めていた。JAならけんによると、ことしは霜の影響もなく順調に生育し例年どおりの仕上がりになっているという。入札は来月3日まで行われる予定で関西を中心に出荷されるという。