天皇皇后両陛下の長女、愛子さまはきのう23歳の誕生日を迎えられた。社会人として成年皇族として初めて尽くしの一年を経て人とのふれあいを大切に歩みを進められている。誕生日のきのうは上皇ご夫妻にあいさつをするため赤坂御用地の仙洞御所を訪れ、沿道に集まった人たちににこやかに手を振られていた。3月に大学を卒業後、福祉関係の仕事に就きたいと日本赤十字社に入社された愛子さま。初めて園遊会にも出席し、招待者と笑顔で歓談された。お一人で公務に臨まれたのもことしが初めて。5月に源氏物語に関する特別展を鑑賞された。10月には佐賀県でお一人での地方公務にも臨まれた。子どものころから両陛下の公務に同行し、国民の中に入るというご両親の背中を見て育たれた愛子さま。初めて尽くしとなった一年でその姿勢を引き継がれている様子が多く見られた。また、ご両親と共に動物愛護にも関心を寄せられてきた中、お住まいでは身近な動物との別れも経験された。ことし8月、14年間飼われてきたキジトラの猫、みーが息を引き取った。2010年、当時のお住まいだった東宮御所に親猫と共に迷い込んできたところを保護されたみー。幼い愛子さまが餌を与えられている写真も残されている。これまで保護犬や保護猫などを飼われてきた愛子さま。みーとの別れを寂しく思いつつ引き続き一緒に暮らしている動物たちの世話をしながらふれあいの時間を大切にされているという。