野田元総務大臣が自民党総裁選への出馬を断念する意向を固めた。関係者によると野田氏は推薦人確保のため齋藤経済産業大臣と候補者の一本化も視野に協議を重ねていたが、双方の主張が折り合わず、昨日夕方までに決裂したという。このため野田氏は出馬を断念する意向を固め関係者によると、かねてから親交のある小泉元環境大臣の選対本部長に就任する方向で最終調整していることが分かった。残る齋藤大臣も推薦人集めが難航していて、総裁選は既に出馬表明した8人と今日午後に会見を行う上川外務大臣を加えた9人による争いとなる公算が大きくなっている。一方できのう公明党・山口那津男代表は次の代表選には立候補せず今月28日の党大会を持って退任する意向を示した。後任には石井幹事長の昇格が有力視されている。