柴田さんが注目したのは、藍染に使われる藍の葉。東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムにも使われ、徳島県の色とされている。藍は全国生産の7割が徳島産。吉野川流域は肥沃な土壌が育まれ、藍の葉を作るのに最適な土地だった。その歴史は800年前に遡る。藍には食物繊維やポリフェノールが豊富なため、様々な食品化が試みられてきた。柴田さんは生産地に足を運び話を聞いた。藍染の原料となるすくもなども見学させてもらった。アイスなどに加工して試し、スタッフにも試食してもらいながら洋菓子を目指す。研究を重ねていちじくを組み合わせ、岡部さんにも試食してもらった。岡部さんは美味しいと賞賛した。