人の望み通りに動き、信号も識別できる6本足の盲導犬型ロボットを上海交通大学が開発した。双方向に情報をやりとりできるロボットで、障害物を識別し、安全なコースを案内し、階段も上り下りできる。また聴覚、触覚、力覚のセンサーで情報のやりとりができる。このロボットは人の言葉による指令を聞くと1秒以内に反応し据え付けられた手を通じて知覚障がい者に各方面に力の強さを伝え、引っ張って前に進み方向転換もできるという。また知覚障害者も手を押したり引いたりすることで歩行スピードを調整できる。本物の犬は色の識別能力が弱いがこのロボットは信号の色を識別できる。今後はテストに基づいた機能の調節が続けられる。知覚障がい者団体も今年11月にもテスト的に導入するとしている。関連団体によると現在中国には知覚障害者が1731万人いるが利用できる盲導犬は400頭くらいしかいない。