- 出演者
- 中川栞 別府正一郎
オープニング映像と挨拶。
グローバルサウスの主要国といわれる南アフリカで29日、総選挙の投票が行われる。ネルソンマンデラ氏が率いてアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃を主導したANC(アフリカ民族会議)が30年にわたり政権を握っているが貧困や暴力から抜け出せず黒人層からも不満が出る中、ANCの得票が初めて過半数割れする可能性がある。現在、第3党である経済的解放の党首は勢力拡大を狙っている。ネルソンマンデラ氏が残したものを拒否しようというのが政党のキャンペーンの基本的な考え。
南アフリカ総選挙。アパルトヘイトで公共の施設や住む場所なども人種で隔離され黒人には参政権もなかった。1994年に初めてすべての人種が参加する民主的な選挙が行われANC(アフリカ民族会議)を率いていたマンデラ氏が大統領に就任した。それから30年。ANCが掲げた平等や人種間の和解という理想も現実は格差は解消されず犯罪が多発している。ANCの汚職体質も深刻。今回の選挙でANCが初めて過半数割れするか焦点。
今回のテーマは『映画で見つめる世界のいま』。国際政治学者・藤原帰一さんが米国のアカデミー賞など各国で受賞している米国、英国、ポーランド合作の映画「関心領域」を紹介。第2次世界大戦中、ナチスドイツの占領下にあったポーランドのアウシュビッツ強制収容所が舞台。主人公はアウシュビッツ強制収容所の責任者と妻。家族7人で暮らすのは広い庭付きの2階建ての邸宅。恵まれた環境を手にしている妻は家族の周りで起きている現実に目を向けないどころか快適さに溺れていく。そんな、ある日、夫の転属が決まる。妻はこの場所での生活を手放したくない。藤原さんは「ルドルフ・ヘスも実在の人物だが映画の描き方としては冷めている。距離を保って表現されている。収容者を食い物にしている。現代の国際政治を考えて作られた映画に間違いないと思う。」等と解説した。
人の望み通りに動き、信号も識別できる6本足の盲導犬型ロボットを上海交通大学が開発した。双方向に情報をやりとりできるロボットで、障害物を識別し、安全なコースを案内し、階段も上り下りできる。また聴覚、触覚、力覚のセンサーで情報のやりとりができる。このロボットは人の言葉による指令を聞くと1秒以内に反応し据え付けられた手を通じて知覚障がい者に各方面に力の強さを伝え、引っ張って前に進み方向転換もできるという。また知覚障害者も手を押したり引いたりすることで歩行スピードを調整できる。本物の犬は色の識別能力が弱いがこのロボットは信号の色を識別できる。今後はテストに基づいた機能の調節が続けられる。知覚障がい者団体も今年11月にもテスト的に導入するとしている。関連団体によると現在中国には知覚障害者が1731万人いるが利用できる盲導犬は400頭くらいしかいない。
ノルマンディ上陸作戦から来月6日で80年。ノルマンディ上陸作戦で詳細な海岸の地図を作成したクリスチャン・ラムさんがもうすぐ104歳の誕生日を迎える。彼女は1944年当時、連合軍がノルマンディー上陸作戦で使う地図を作成するイギリス海軍婦人部隊の若い隊員だった。彼女はこの地図が兵士の命を救ったことを願うと話している。同じく海軍婦人部隊隊員だったもう一人のパット・オートラムさんはドイツ語が話せたので、敵の通信を傍受する仕事を担当した。2人ともいつ上陸作戦が行われるかは知らなかったという。2人は奪還後初めてノルマンディーの海岸を訪れたという。2人は開放され自由を手に入れた人々から永遠の感謝を送られた。
南アフリカで29日、総選挙の投票が行われる。ネルソン・マンデラ氏が率いてアパルトヘイト(人種隔離政策)の撤廃を主導したANC(アフリカ民族会議)が30年にわたり政権を握っているが貧困や暴力から抜け出せず黒人層からも不満が出る中、初めて過半数割れする可能性がある。
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アメリカから空の旅を巡る新しいサービスの映像。今月23日、NYとロスをつなぐ犬同伴で搭乗できる航空便が就航した。機内では犬用のシャンパンやアイス、ドッグフードなどが提供される。犬と飼い主で国内線約93万円ながら、路線拡大の要望は既に1万5000件。期待を受けて、シアトル・パリ・ミラノなど路線の増加が検討されている。
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