中国では、空前のキャンプブームとなっている。去年の市場規模は、4年前と比べ4倍以上を拡大するという報告も出ているという。経済成長に伴い都市部での生活が豊かになる一方、自然豊かな場所で過ごしたいという人が増えているという。さらに、ゼロコロナ政策もブームの背景にあり、外出が許された時期でも厳しい行動制限があり、遠出が敬遠されていた。このため、近場で比較的感染リスクが少ないとされるキャンプに注目が集まったという。ブームとなる中、SNSにではキャンプ関連の情報に溢れ、キャンプ動画の配信をする人もいるという。もともとバス会社で働いていた周瑜さんは、2ヶ月前に動画配信で生計を立てるため退職し、現在運転手だった頃と同じくらいの収益を得ているという。こうした中、キャンプ用品市場も急成長しており、展示会でもSNSを通じたアピールが見られた。また、展示会には多くの日本企業も参加しているという。