あす10月1日はコーヒーの日。日本は世界第4位の消費国で、一人あたり平均で1週間に10杯以上飲んでいるとのデータもある。東京・江東区で開かれている展示会では国内外300以上の企業や団体が出店。約30の国・地域から生産者も訪れた。ルワンダのコーヒー生産者のピエール・ムニュラさんは、コーヒーは農家に現金収入をもたらす重要な作物だと話していた。主なコーヒー生産国は、コーヒーベルトと呼ばれる限られた地域で栽培されている。世界の流通量の6割を占めるアラビカ種は、気温が20~25℃の雨季と乾季がはっきりしたところで育つという。どころがこのところ、気候変動が栽培に影響を及ぼしていて、ワールド・コーヒー・リサーチは、2050年にはアラビカ種栽培に適した土地が半減するとしている。ブラジル・ミナスジェライス州の農園では、ここ数年干ばつや大雨などが頻繁に起きているという。一昨年は約250トンが生育不良で出荷できなかった。農園は危機感から対策を進めていて、世界各地から約160品種を集めて栽培し、干ばつなどに強いものを見つけようとしている。ダテーラ農園のジョアン・レイスさんは、今はコーヒー栽培に適している地域でも気温の上昇で生産できなくなるかもしれない、気候変動や外注、病気などに耐えられるコーヒーを見出さなければならないと話していた。
コーヒーを育てる動きは日本でも。栽培するのは長野県の自動車部品メーカー。新たな事業を模索する中で、6月から試験的に栽培を始めた。地域の活性化にもつながると考えた。アート金属工業の三城伸五社長は、何か新しいことが出来ないか私達のアイデアと組み合わせればチャンスになる、と話していた。育てるのは特殊な処理で気温変化に強くなったという苗木。温度や日射量なども計測し、そのデータを元に窓の開け閉めも自動で行う。
コーヒーを育てる動きは日本でも。栽培するのは長野県の自動車部品メーカー。新たな事業を模索する中で、6月から試験的に栽培を始めた。地域の活性化にもつながると考えた。アート金属工業の三城伸五社長は、何か新しいことが出来ないか私達のアイデアと組み合わせればチャンスになる、と話していた。育てるのは特殊な処理で気温変化に強くなったという苗木。温度や日射量なども計測し、そのデータを元に窓の開け閉めも自動で行う。