先月30日、京都市下京区の交差点で水道管が破損し大量の水があふれ道路が冠水したことをうけ、松山市は今日から市内の水道管の緊急点検を開始した。水道管の管理を担当する職員が目視で点検したり、マンホールの蓋を開けて水道管に専用の棒を当てて音を聞いたりして水漏れや陥没がないかなどを確認した。今回の点検は1960年ごろまでに製造され京都市で破損したものと同じ鋳鉄管と呼ばれる総延長約4キロの水道管が対象で、今月26日まで実施される予定。国は水道管の耐用年数として40年を交換目安としているが、松山市では財政的な制約もあり老朽化した水道管は優先順位をつけながら順次交換していることから耐用年数を超えているものもあり、今後も定期的な点検で事故を防ぎたいとしている。