世田谷区議会で議員を長く務めた方の肖像画が並んでいるが、いちばん端の1枚は写真になっていた。2つを比べてみると少し趣が異なる。唯一、写真の肖像である本人に直接、話を聞くことができた。山内彰元議員によると、もともと世田谷区議会では在職30年の議員の肖像画を公費で制作していた。しかし8年前に規程を変更。山内元議員から写真に切り替わった。理由の1つは経費の削減。肖像画の場合、およそ50万円の公費だったのが写真の場合は7万円ほどと7分の1に抑えられた。さらに山内は区民からの目線もあったと考えている。写真であっても議会に飾られるのは名誉だと話す山内元議員は今後については次の世代に考えてほしいと話している。