全国の新型コロナ患者数は9週連続で増加。全国の定点当たり報告数の推移は全都道府県で前週より増加。新たに出ているのがJN.1という変異株。オミクロン株の一種「BA.2」系統が変異。去年12月にWHOは”注目すべき変異株”に指定。国内のJN.1検出割合は去年12月25日~31日は24.9%だったのが今月29日~来月4日の推定値では43%に。JN.1の特徴について伊藤院長は症状が長引く傾向があると指摘。例えば喉の痛みが1週間続く、せき・鼻水などが長引く。また、発症して1~2日は検査しても「陽性」と出ず3日以上で「陽性」になることがある。伊藤院長は「先週からアクセルを踏んだようにコロナの患者さんばかりになってきた。こんな軽い症状でもコロナなのかと非常に気付きにくいというのもJN.1の特徴。第9波よりも勢いがあると感じている、第10波と言ってもいいと思う」等と指摘。一方でインフルエンザ定点当たり報告者数は流行警報を超えており、休校・学年閉鎖・学級閉鎖など全国で2730の学校に影響が出ている。内訳は小学校が最も多く影響を受けている。伊藤院長のクリニックでは親子で「インフルエンザB型」に感染していることが判明。インフルエンザ例年「A型」が主流で「B型」は2月頃から増加するが、今年は現時点で増加傾向に。インフルエンザB型の感染者数は伊藤先生のクリニックでは去年12月0人だったのが今月20人に。症状はA型が高熱・関節痛・倦怠感などだが、B型は吐き気・嘔吐など消化器症状が多いという。更に伊藤院長のクリニックではインフルエンザ今シーズン3回陽性の男児も。インフルエンザが流行するのが早く予防接種のタイミングを逃したという。伊藤院長は「一般的にワクチンは5~6ヶ月効くとなっているが、本当に高い抗体価を維持できるのは3ヶ月くらい。そこを過ぎると感染しやすくなってくる。ウイルスを吸い込まないように距離を取ったりとか休むことが大事になってくる」等と指摘。
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