トランプ大統領は、きょうの就任式の演説で、アメリカ第一主義を唱えた。約30分間の演説で、南部国境に非常事態宣言を出すことなどを表明した。就任式後、トランプ大統領は、連邦議会議事堂で昼食会前に5本の大統領令に署名した。キャピタル・ワン・アリーナでは支持者の前で9本の大統領令に署名し、ホワイトハウスでも数多くの署名を行った。署名したのは、連邦政府が取り扱う性別を男性・女性のみにする大統領令などだ。中林は、トランプ氏は、具体的な政策について言及し、その実行性も示そうとしているが、内容としては、どこまでが本気かどうかわからないなどとし、関税については、メキシコなどに25%の関税を課すとしているが、今回に限っては具体的な数字は出てきておらず、時間をかけて検討するものとみられる、アメリカ経済がダメージを受けるようなことは慎重に判断しなければ、自身のアキレス腱が揺らぎかねない、ウクライナ情勢についても、プーチン氏の発言を見るにそう簡単にはいかないなどと話した。大統領令の遂行においては、当事者に訴訟を起こされて、裁判所の判断で差し止められる可能性もあるという。議会の立法では、不法移民対策への捜査員の増員など予算に関わるものは実現が困難になる可能性があるという。中林は、不法移民政策は、選挙戦で掲げた公約の一丁目一番地、前回は各地で訴訟が起こり、政策をスムーズに進められなかった、大統領個人の決定だけで実行できるものばかりではないなどと話した。
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