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「WHO」 のテレビ露出情報

5年前の1月30日、WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルスの感染拡大に対して、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言した。緊急事態の宣言はおととし5月に終了し、各国では通常の医療態勢の中での対応が進められているが、それとともに国際社会が連携して取り組んでいるのが新たな感染症によるパンデミックへの備え。去年11月、カナダで13歳の少女が集中治療室に運び込まれた。肺などに重い症状が見られ、一時、人工心肺装置を使った治療を受けた。詳しい検査の結果、少女は通常は鳥から人に感染しないとされる鳥インフルエンザに感染していることが分かった。今、最も懸念されているのが、鳥インフルエンザのウイルスが鳥から人、人から人へ感染するよう変化していくこと。アメリカで鳥インフルエンザのH5N1型の人への感染が初めて確認されたのは3年前。WHOの最新の報告によると去年の感染者数はアメリカが世界で最も多くなり、今月5日の時点で67人に上る。多くが鳥を飼育している養鶏業者や乳牛を飼育している酪農家で、病気になった鳥や牛に接触して感染したと見られている。
警戒すべき感染症は鳥インフルエンザだけではない。WHO(世界保健機関)は加盟国と連携し、最新の技術を使って新たなパンデミックへの監視を強めている。ドイツの首都ベルリンにあるWHOの研究拠点で、次のパンデミックに備えた特別な取り組みが始まっている。画面に表示されるのは、AIによって抽出された世界の感染症や医療に関わるニュースやソーシャルメディアの情報。感染症の流行をいち早くキャッチできないかという試み。100以上の言語で1日に30万から50万の記事を検索。これまでの傾向と異なる情報を見つけていく。この日、異変が見つかったのは東アフリカのウガンダの情報。アフリカを中心に感染が確認されているエムポックスの新たな感染が広がっている可能性があることを示していた。WHOでは、100以上の国や地域の保健当局や国際機関にこのシステムを提供し、現地当局とやり取りをすることでパンデミックの芽を摘もうとしている。世界が連携して感染症対策を進める中、逆行する動きを見せているのがトランプ政権。“WHOは中国寄りだ”と批判を強めてきたトランプ大統領は就任早々、WHOからの脱退を表明し大統領令に署名した。マラリアや結核など今も多くの死者を出す感染症などの現場で対策や支援にあたり、世界の医療態勢の改善を図るWHO。アメリカはWHOの収入の14%を担う最大の資金拠出国であることから、活動への影響が懸念されている。ドイツの施設でも出張などを極力避け、オンラインでの打ち合わせに切り替えるなど、支出の削減を余儀なくされている。アメリカのWHO脱退の影響について専門家は「世界は間違いなくパンデミックに対して脆弱になるだろう」としている。
アメリカのWHOの脱退方針については、まだ正式な手続きは行われていない。トランプ大統領は“拠出金の額が中国の水準にまで引き下がれば、脱退を再検討する余地がある”との考えを示している。一方で、就任初日には「政府が行う海外への援助を90日間停止し、内容を見直す」とする大統領に署名していて、さまざまな支援の現場に影響が出ている。南アフリカでは年間およそ3億ドルの支援をアメリカから受けエイズ対策などを進めているが、援助の停止を理由にエイズの治療を行う医療施設の一部が休業した。また、出産に関わる保健サービスなどを提供する国連人口基金は、アフガニスタンやパキスタンなど10か国以上でアメリカからの資金を受けた事業を停止した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月7日放送 6:00 - 6:30 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
アルゼンチンのミレイ大統領は5日、WHOから脱退を表明した。理由について大統領府の報道官は“パンデミックの際の健康管理に関する深い意見の相違と、一部の国の政治的影響からの独立性の欠如に基づくものだ”と述べた。また、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱についても検討中だという。

2025年2月6日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブルNEWSドリル
アルゼンチンもWHOから脱退へ。

2025年2月6日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
アルゼンチンはWHO=世界保健機関からの脱退を表明した。ミレー政権のコミュニケで、WHOは科学ではなく政治的影響を受けてきたとし、新型コロナウイルスの方針の違いを引き合いに出し、WHOの示した隔離期間のもとでは人災と見なすこともできるとしている。アメリカのトランプ大統領も2週間前にWHOからの脱退を表明した。

2025年2月6日放送 10:00 - 10:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース・気象情報)
アメリカのトランプ大統領は就任初日にWHO(世界保健機関)から脱退すると表明し、大統領令に署名した。アメリカが最大の資金拠出国であることから、WHOでは来年からの予算案の見直しを余儀なくされているほか、今後、途上国の感染症対策など広範囲に影響が及ぶことが懸念されている。こうした中、南米のアルゼンチンのミレイ大統領は5日、WHOから脱退を表明した。理由について[…続きを読む]

2024年12月29日放送 8:00 - 9:54 TBS
サンデーモーニング(一週間のニュース)
12月22日日曜日。この日、米国のトランプ次期大統領がやり玉に挙げたのはパナマ運河の通航料。米国の支援で建設されたパナマ運河は1999年まで米国が管理したあとパナマに返還されていたが、それから25年たった今、通航料が高すぎるとして運河の管理権を返すよう迫った。年明けの大統領就任を前に各国に揺さぶりをかけるトランプ氏。同じ日、SNSではデンマークの自治領グリー[…続きを読む]

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