WHOはネクストパンデミックに備えて特に優先的な対策をとる必要がある病原体を公表。鳥インフルエンザウイルスやコロナウイルス、Xとする未知の病原体を含むとその数は約30にのぼる。ことし1月、これまでWHOの資金の2割近くを占めてきた最大の資金拠出国・アメリカが脱退を表明。途上国への援助を凍結した。アフリカでは現地のワクチンの供給などにあたっているが資金不足のため活動を縮小せざるを得ない状況。WHOの支援活動は世界各地で縮小や停止などの見直しを迫られ本部の部門も半減させる方針。他の先進国なども拠出額を減らす傾向だという。これまでWHOはアメリカのCDCなどから医療や研究データの提供を受けることで感染症対策の指針作りなどに役立ててきた。しかし、脱退表明移行、こうした機関と連絡が取れなくなっている。WHO・マリアバンケルコフ部長代行は「世界の人たちの健康にとっていまが重要で後退する時ではない」と語った。
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