世界卓球選手権団体の決勝で卓球王国の中国と歴史的激闘を繰り広げた女子日本代表。きのう帰国会見を行った。今回の大会ではチームメイトに的確なアドバイスを送った伊藤美誠選手の姿が注目され、SNSなどで”美誠監督”と話題になった。「選手の皆さんが落ち着いてベンチに入ったときに笑いながら安心できる空間をつくりたいなって思った」と話した。こうした姿にエース早田ひな選手は「美誠の要求が本当なんかきついなあって。それが今回の日本のこのチームの雰囲気につながったりもとかもしてた」と話した。一方で卓球女子日本代表の本物の監督は渡辺武弘監督。SNSなどでは”影が薄い”との声もあるが、中国との決勝戦で監督としてギリギリの采配を下していたことを明かした。ガチンコ勝負で戦わないとパリにはつながらないなと」と話した。エース同士の戦いを避けて勝てたとしてもパリオリンピックにつながらないと真っ向勝負を選択したという。パリオリンピックまであと5か月。まだまだ強くなる可能性を秘めている卓球女子日本代表だが、気になるのは伊藤選手の動向。代表入りを逃したパリオリンピックに補欠として帯同する可能性について語った。