立憲民主党の代表選挙の4人の候補は昨日も支持の拡大に向けた働きかけを行った。野田元総理大臣は国政選挙の公認候補予定者に電話をかけて支持を求めた。枝野前代表は陣営の幹部と選挙戦の情勢分析を行った。泉代表は旧統一教会の問題に関する野党の会合に出席し、「自民党は再調査をするべきだ。総裁候補すべては党の再調査について見解を明らかにすべき」と述べた。吉田晴美氏は立候補する際に候補者を一本化することで合意した江田元代表代行と対談した。一方、NHKが行った情勢取材では国会議員136人のうち野田氏が最も多い40人を超える支持を固めていて、次いで枝野氏は約30人、泉氏と吉田氏はそれぞれ20人前後から支持を得ている。地方議員と党員・サポーターによるいわゆる「地方票」は、4人の候補がそれぞれの地元を中心に支持を広げている。ただ4人に支持が分散していて、1回目の投票ではいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっている。決選投票は国会議員に1人2ポイント、国政選挙の公認候補予定者に1人1ポイント、各都道府県連の代表者に1人1ポイントの合計417ポイントで争われ、国会議員票の比重が高くなる。明後日の投票日に向け、決選投票での対応を見据えた各陣営の駆け引きも活発になるものとみられる。