G20首脳会議が南アフリカ ヨハネスブルグで開かれ、高市首相が出席した。会場では中国・李強首相との接触はなかった。世界経済、国際情勢について話し合う最初のセッションでは「WTOを中核とする多角的貿易体制は世界経済の基盤であり、各国が受け入れられる形のWTO改革の議論に積極的に貢献していく」と述べた。次に防災・地球規模の課題には高市首相に代わり尾崎官房副長官が出席。“自然災害は低所得の国や島しょ国の財政にも悪影響を及ぼす”として、迅速な復旧を支援するため、災害発生前から計画的に資金調達を図る仕組みの整備を主導する考えを示した。またウクライナ情勢などをめぐり、紛争の平和的解決、他国への武力行使に反対などを盛り込む首脳宣言採択されたが、トランプ大統領やプーチン大統領が欠席する中で実効性が問われている。また高市首相は各国首脳との外交も展開。英・スターマー首相とは次期戦闘機の共同開発を含め今後も安全保障協力の継続で一致。東アジア情勢などの国際情勢について、国際社会の諸課題について緊密に連携していくことを確認した。
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