11月の大統領選挙に向けた民主党、共和党の副大統領候補による初めてテレビ討論会が開かれた。選挙戦の争点である不法移民の問題、経済の問題について焦点があてられたなどといった評価が出ている。緊迫する中東情勢をめぐっては両者ともにイスラエルへの支持を表明した。民主党のウォルズ氏は、重要なのは安定したリーダーシップ、トランプ氏がどれほど危険な人物か、彼の周辺は知っているだろうと述べ、ハリス氏こそが大統領にふさわしいと強調した。バンス氏は、トランプ氏は、実際に効果的な抑止力を確立することで、世界に安定をもたらしたと実績をアピールした。米国メディアからも「礼儀正しく政策に焦点があてられた討論会だった」など好意的な評価が目立っている。討論会終了後のCNNが行った討論会の勝者を尋ねた世論調査では、バンス氏が51%、ウォルズ氏が49%ときっ抗している。