被爆者の平均年齢はことし、86歳を超えた。世界では、核兵器による脅しや核抑止力を強化しようとする動きが広がり、廃絶の道筋が一向に見えないことに、被爆者たちは怒りと焦りを感じている。被爆者からは、被爆90年には自分はもういないだろうから、生き残った責任として証言を続けるといった声が多く聞かれている。どのように被爆体験を次の世代に伝えていくかが課題となるなか、被爆地では、戦争や核の被害を自分ごととして考えてもらおうという動きも進んでいる。
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