投開票を明日に控えた台湾総統選挙。民進党・頼清徳候補は現在の蔡英文政権で副総裁を務め、中国と距離を置く現政権の継続を訴えている。中国との融和路線を前面に出す国民党・侯友宜候補が8年ぶりの政権奪還を目指し追う展開。世論調査では過半数を超える候補者はなく民進党・国民党が3%の接戦。9日、中国が発射したロケットが台湾上空を通過し緊張が走った。中国との距離感が最大の争点となる総統選。民進党政権は中国による選挙への介入を警戒してきた。そうしたなか頼清徳候補のフェイク動画が拡散され、民進党が不利になるよう捏造された世論調査が拡散された。拡散した人物の身柄が拘束され中国からの関与が疑われている。これまで台湾総統選は平和か戦争の選択になると宣伝し頼清徳候補が当選すれば戦争の危険が高まるとの世論工作を展開している。