衆議院選挙はきょう投票日を迎え全国4万5000か所余りの投票所で投票が行われている。能登半島地震と先月の豪雨で二重に被災した石川・輪島市では、投票所として使っていた建物が被害を受けたことなどから投票所の数を前回より2か所減らした。総務省がまとめた全国の投票率は午前10時現在6.33%で、前回3年前の選挙と比べ0.01ポイント高くなっている。一方、おとといまでに期日前投票を行った人は1643万人余で、前回の衆議院選挙の同じ時期と比べて約19万人減っている。今回の衆議院選挙は石破総理大臣が今月1日に就任してから26日後に行われる戦後最短の短期決戦となり、計465議席を巡り、1344人が立候補した。選挙戦では政治とカネの問題を受けた政治改革のあり方や物価高対策をはじめとする経済政策などを巡って激しい論戦が交わされた。与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが最大の焦点。最高裁判所の裁判官の国民審査も行われ、6人の裁判官が対象。投票は終了時間が繰り上げられる一部を除いて今夜8時に締め切られる。開票は今夜8時から順次始まり、あす未明までに大勢が判明する見通し。