新潟市中央区のプールでは、2人の監視員が常に最大限の注意を払っている。水難学会では、プールで溺れた人の発見が遅れてしまう原因を探るため実験を行っている。去年9月から、水難学会と長岡技術科学大学が監視員をサポートする装置を共同開発した。水面の反射をうけない、水中カメラ映像をAIが監視する。頭が水中に入ったことをAIが検知し、一定時間が経過すると警報を発する仕組み。AIの開発を担当するのが、長岡技術科学大学4年生の井上健太郎さん。普段はAIで処理した情報を防災などに活用する技術を学んでいる。この日は、大学にプールで様々な状況でAIが追跡できるか実験を行った。