マグロの中でも高級品とされるクロマグロの漁獲枠が大幅に増える見通し。マグロの王様、クロマグロ。味も値段も最高級。その特徴から、黒いダイヤとも呼ばれる。実は、そのクロマグロが安く食べられるようになるかもしれない。乱獲などで資源量が減少し、2015年から国際的に漁獲量が制限されてきたクロマグロ。クロマグロの数が十分に回復していることが確認されたとして、きょう、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で、漁獲枠の増枠が承認される見通し。漁獲枠が増えるのは早速来月から。大型のクロマグロは5割増え、現在のおよそ5600トンから8400トンほどに。小型の場合はおよそ4000トンから1割増え、4400トンほどになる見込み。漁獲枠が増えるとやはり漁獲高が増えていけば、供給が増えるから、値段の下落が期待される。クロマグロの一大産地、青森・大間町の漁協ではこういう増枠があれば、今後、後継者も増えるのではなかろうかと期待している。後継者不足解消も期待される漁獲枠の拡大。正式承認はまもなくされる。