中国で行われている「四中全会」に付いて解説。四中全会というのは「中央委員会第四回全体会議」の略称。中国では5年に1回だけ党大会が開かれ、その間に大体7回程度、中央委員というランクで言うとトップ200に値する人たちが一堂に集まって会議を開く。今回がその4回目に当たる。ここでは経済を中心に協議するので、特に経済ウォッチャーから注目されているという。今回は今後5年間の成長率目標、実現するための内需拡大策の具体的な中身、「米中対立」への備えが主なポイントとなる。直近の中国の名目GDPは3.7%しか成長していない。デフレの状態のため、むしろ実質GDPの成長率の方が大きく出るという「名実逆転」という現象が出ている。今回の四中全会ではこの成長率目標も発表されないんじゃないかという観測も出ている。そして「米中対立」への備えについては欧米や日本に依存しないAI、半導体の独立したサプライチェーンを築くんだという方針が強く出ると推測されている。世界的には今月末、韓国で米中首脳会談が開かれるかに注目が集まっている。
