- 出演者
- 辻浩平 藤重博貴 酒井美帆
オープニング映像。
「反米デモ各協議の行方は」などラインナップを伝えた。
1979年アメリカ大使館を学生グループが占拠した事件から46年となるのに合わせ反米でもが実施された。“アメリカに死を”“イスラエルに死を”と繰り返し、ミサイルや無人機の模型を持っている人もいる。イランは6月にアメリカとイスラエルに攻撃されて以降核開発をめぐるアメリカとの協議を拒否。国際的な孤立を深めている。物価上昇など生活にも影響が出ている。
アメリカの複数のメディアは4日、ブッシュ政権のチェイニー元副大統領84歳が死去したと伝えた。
きのうアメリカ・ヘグセス国防長官は韓国・北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョムのJSAを視察した。視察には韓国・アン・ギュベク国防相も同行した。米韓の国防相が揃ってパンムンジョムを訪れたのはトランプ政権1期目の2017年以来。韓国軍は“北朝鮮がきのうロケット砲10発余を発射”したと明らかにした。発射はヘグセス国防長官がパンムンジョムを訪問する直前で米韓の連携強化に反発した形。きょう韓国との定例の安全保障会議に出席したヘグセス国防長官は、先月29日の米韓首脳会談で韓国側が原子力潜水艦の保有に向けた協力を求め、その後トランプ大統領が建造を認める考えを示したことについて、「国務省・エネルギー省と緊密に連携し、トランプ大統領の約束の実現へ慎重に進めていく」と述べ、“韓国にはすばらしい造船業があり私達は大いに協力していくことになる”“両国にとって有益で大きなディールが実現するだろう”と強調し、原子力潜水艦の保有について具体的な調整を進めていく考えを示した。中国外務省・報道官は“中国が望んでいることは米韓が地域の平和を促進することであり、その逆ではない”と牽制した。
若手研究者対象のEUへの助成金申請(出典:ヨーロッパ研究会議)のグラフの紹介。来年に向けた申請が22%増加し、そのうちアメリカからの申請が169件前年比3倍だ。“Choose Europe”というEUのプログラムの紹介。技術革新を生むために世界中から優秀な研究者を呼ぶプログラムで、2027年までの3年間5億ユーロ投資する。AI、半導体など国家の存亡を左右する重要なもので、米中がリードしているが、EUも食い込もうとしている。FOREIGN AFFAIRSの記事・ラファエル・ライフ氏(MIT名誉学長)の「America’s Coming Brain Drain」の紹介。コンピュータ・情報科学、エンジニアリング、数学や統計学の全米の博士号取得者にしめる外国人留学生の割合は過半数。STEMと呼ばれる分野である。ライフ氏は“米国が科学技術の超大国となったのはアメリカ人が他の国の人々より賢くクリエイティブだからではない。科学と技術革新を進める世界最高のシステムを有しているからだ。それが今トランプ政権の攻撃にさらされている”と寄稿している。
上海から華やかなショーを見ながら食事ができるサービスはビジネス戦略の一環。中国の人の財布の紐は硬いため、食事だけでなくプラスアルファで付加価値をという苦肉の策だ。中国経済は不動産不況、アメリカのトランプ政権による関税措置などの影響で景気の減速傾向が鮮明になっている。中国GDPの紹介。
重慶の様子の紹介。中国全土でホテル業界が厳しい状況に陥っている。中国の星付きホテルの数は3割減少、去年の客室稼働率は49.2%だった。生き残りをかけ新たなサービスをする高級ホテルがある。宿泊客以外をターゲットに食品の量り売りを始め、値段はホテルのレストランの半額程度。販売をSNSで生中継で宣伝し、集客する。飲食業界も苦戦している。四川省成都では火鍋が名物。没入型レストランが登場した。宮廷衣装がレンタルでき、髪型もセットしてもらえる。宮廷の宴に招待されたかのような体験ができ、ショーを見ながら火鍋を中心とした食事を楽しむ。上海では没入型でインバウンドも取り込もうとしている。上海の外国人観光客の数はコロナ禍前の水準に回復すると見られる。中国でしか体験できない付加価値として、衣装をレンタル、ショーと食事を楽しむ。少なくとも1割が海外の観光客だ。没入型レストラン創業者・楊会長は「外国人客は中国の文化や伝統を知りたがっている。ショーをやることで飲食店の盛り上げにつなげたい」と話す。
没入型レストランは注目を集めているが、競争も激しくなっている。先月の中国「四中全会」で」話し合われた来年からの5年間の経済政策の計画では消費促進などで内需拡大、サービス業の質を高める方針も示された。現場では模索が続いている。
オーストラリア・クリスマス島でアカガニ大移動が始まった。島の人達は交通量を少なくしてカニの安全を守る。十万個近い卵を抱えカニは海へ、一億匹を達しているという。孵化した赤ちゃんガニは陸へ戻る。
ハロウィーンの子どもたちの仮装の紹介。ABCキャスターも仮装した。ホワイトハウスではトランプ大統領夫妻が子どもたちを招いてお菓子を配った。6年前のハロウィーンでもトランプ大統領夫妻はお菓子を配った。
ガザ地区では先月10日にイスラエルとハマスの停戦合意が発効した後もイスラエル軍がハマス側の合意違反を主張、攻撃を繰り返している。3日、アラブ諸国は中東情勢外相会合をイスタンブールで開き、停戦や和平計画について協議した。トルコ・フィダン外相は「イスラエルは停戦を頻繁に破り、必要とされる水準の支援物資の搬入を妨げている」とイスラエルの停戦合意違反を非難し、国際安定化部隊について“各国は任務や権限の内容により参加するかどうかを決める”として、今後国連の安全保障理事会で協議し決定する必要があるという認識を示した。国際安定化部隊について、トルコやエジプトなどが参加を表明していると報じられているがイスラエルはトルコの参加を拒否する考えで部隊の派遣の実現は難航も予想される。アメリカのニュースサイト・アクシオスは3日国際安定化部隊について“米国政府が少なくとも2年間の活動期間を認めるよう求める決議案を安保理の複数の理事国に示した”と報じた。決議案は部隊の任務について民間人の保護、新たなパレスチナ警察の訓練、ガザ地区の非軍事化など、イスラム組織ハマスの武装解除が含まれる事を示す文言も盛り込まれているという。またアメリカ政府関係者は数週間以内に安保理での決議採択を目指し、来年1月までに最初の部隊をガザに派遣したい考えを明らかにしたという。シエラレオネ・カヌ国連大使は3日記者会見で“決議案を提出するいかなる国とも協力する用意がある”と述べ議論に前向きな姿勢を示している。
数多くのワルツの名曲を生み出し「ワルツ王」として知られる作曲家・ヨハン・シュトラウス2世が、生誕200年を迎えた。オーストリア・ウィーンでは記念のコンサートが開かれるなど、改めて功績が注目されている。楽友協会の大ホールで、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が100年前の曲目をほぼ再現して演奏した。ダニエル・フロシャウアー楽団長は「シュトラウスがこれほど多くの美しい音楽を残してくれたことに感謝しなければならない」と話した。ことし1年を通してシュトラウスの功績を称えるイベントが数多く行われている。誕生日に合わせてウィーン市などが企画した式典では、約700人の市民を無料で招待した。ローラント・ガイヤー芸術監督は「私達は記念碑を築くのではなく、共鳴する場を作り出すことを意識した」と述べた。この日のために編成されたグループが、独自のアレンジも加えてワルツの名曲「ウィーン気質など5曲を披露。シュトラウス家の研究をしている子孫のドゥアルト氏は「シュトラウスの音楽には、今も多くの人に愛される特別な魅力がある」と話している。
ヨハン・シュトラウス2世の音楽は、当時から幅広い人達の人気を集めていた。シュトラウスは自身のオーケストラとともに、アメリカやロシアなど国外にも積極的に訪問していたことが知られている。
ハワイに沖縄から最初の移民が渡ったのは125年前。今ではハワイに暮らす日系人の約3割が沖縄にルーツを持つと言われている。ホノルルでは毎年、オキナワンフェスティバルが開かれる。一方でハワイと沖縄の間には太平洋戦争中に悲惨な歴史もあった。沖縄戦でアメリカ軍の捕虜となった日本兵が連行されたのが、ハワイの収容所。連行された捕虜に温かい手を差し伸べたのは、沖縄にルーツを持つ現地の日系人だった。
ハワイ・ホノルルがあるオアフ島の当時、ホノウリウリ収容所があった場所は今は草木が生い茂り、アメリカ政府が管理する史跡となっていた。1941年に旧日本軍がオアフ島の真珠湾を攻撃。オアフ島は後に沖縄戦を指揮するアメリカ海軍の拠点だった。収容所には、ハワイの日系の知識人や沖縄出身の日本兵などが連れてこられた。高温多湿の劣悪な環境が捕虜たちを苦しめた。ホノウリウリ国立史跡のクリスティーン・オグラ管理責任者は「第2次世界大戦中、ハワイで最大かつ最も長く使われた収容所」と説明した。ハワイで捕虜として収容生活を余儀なくされた男性に話を聞いた。つらく厳しい状況の中で支えとなったのが、現地の日系人だった。監視の目をかいくぐり菓子を差し入れたり、戦後の沖縄の状況を日本語で話してくれたという。
沖縄からの移民2世のジョン・タサト氏は4歳のころ、収容所の捕虜に食べものを差し入れる“ベントウ(弁当)・ラン”という活動をしていた。1年半の捕虜生活を耐え凌ぎ帰国を果たした男性は「沖縄にルーツを持つ日系人の支えが、沖縄戦で一度死んだ心を生き返らせてくれた」と振り返った。
アメリカ共和党のブッシュ政権下で副大統領を務め、2001年の同時多発テロ事件の対応などにあたったチェイニー氏が84歳で亡くなった。チェイニー氏はイラク戦争でも強い影響力を持ち「影の大統領」とも呼ばれた。家族の声明によると、死因は肺炎と心臓疾患などの合併症。
アメリカのトランプ大統領は先月30日、中国の習近平国家主席と会談した後、台湾情勢について「全く話に上っていない」と明らかにした。CBSテレビのインタビューでトランプ大統領は、中国が台湾に軍事侵攻した場合にアメリカ軍に台湾の防衛を命じるかについて「それが起きたらわかるだろう、習主席は答えを理解している」と述べ、明言を避けた。
厳しい冬を前に、ロシア軍はウクライナのエネルギー施設への攻撃を強めている。東部ハルキウ州・ロゾバ市の様子をウクライナの公共放送が伝えている。停電で温水による暖房も使えず、自立型暖房設備のある病院でしか暖房が稼働していない。学校に暖房ステーションが用意された。ロゾバ市の市長は、ロシア軍がエネルギー施設を重点的に攻撃しているため、状況は悪化し約4割の住民が電気のない生活を送っているという。
