能登半島地震で被災した中小企業などの資金繰りを支援するための相談窓口が輪島市の能登空港に設けられた。きのう中小企業庁が輪島市の能登空港の1階に相談窓口を開設し、地元の金融機関から出向した職員などが対応にあたっている。地震による被害があった中小企業や小規模事業者などが対象で被災前からのローンのため、事業の再建に向けた新たな借り入れが難しくなるいわゆる「二重ローン」の問題などの相談に応じているという。中小企業庁は今年4月にも七尾商工会議所に相談窓口を設けているが、体制を拡充するため新たに開設した。七尾市の相談窓口には先月末までのおよそ2か月間におよそ55件の相談が寄せられているという。この相談窓口は土日祝日を除いて平日の午前8時半から午後5時15分まで開かれ、電話での相談も受け付けているという。