プロ20年目を迎え選手節目の1本を放った巨人の坂本勇人選手。その偉業に至るまでの秘話をフジテレビのカメラに赤裸々に明かしてくれた。先週水曜、2年ぶりの福井開催となった広島戦。史上48人目となる通算300号を逆転サヨナラホームランできめた坂本。全く意識していなかったという300号。しかしそれが坂本にとって再起へのカンフル剤となった。一生忘れられないメモリアルなアーチに、遠くアメリカからも鈴木誠也や村上宗隆からメッセージが届いた。坂本は右バッターとして史上最年少で2000本安打を達成した。しかし昨シーズンは二軍落ちも経験。出場62試合にとどまるなど不調に苦しんだ。完全復活を目指し迎えた今シーズン。開幕スタメンを勝ち取ったが、安定した結果を残すことができず、次第にベンチで過ごす時間が増えていった。再びスタメンで出場するために試行錯誤を続ける坂本。その中で復調のきっかけをつかんだ打席があるという。それは300号を打つ3日前、代打で8日ぶりに打席に立った場面だった。三遊間をしぶとく破ったヒット。この1本に坂本は確かな手応えを感じていた。自分らしさがつまったヒット。この1本を打つために坂本が変化を加えていたのは、テイクバックの時に2段階でバットを引く2度引きの状態になっていた坂本だが、それを改善するためにスイングを開始する位置を上げたという。バッティングにとことん向き合うことで生まれた自分らしいヒット。そして支えてくれる人たちの大切さに改めて気がついた300号。結果で応えるしかないプロの世界。だからこそ坂本勇人は静かに燃えている。
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