中森明菜の「少女A」に登場する「じれったい じれったい 私は私よ 関係ないわ…」という歌詞は、多くの女性が自身の少女時代を重ねて聴いていた。デーモン閣下は、当時未成年による犯罪が多く、ニュースで「少女A」と報じられることがあった時代に、この言葉を“普通の女の子の代表”として用いたことがすごいと語っている。明菜自身はこの曲を初めて聴いた際、不良少女の歌だと思い込み、「絶対歌いたくない」と涙したという。さらにラジオでは、ジャケット撮影時に不機嫌だったことを明かしている。そして、多くの人の心に刺さっていたのは、大人になる不安を綴った2番の歌詞。50代の女性は、当時“背伸びをしていた自分”を思い出すと語った。