中国国防省は昨日、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBMを発射し太平洋の公海上に着弾させたと発表。中国がICBMを海上に向けて発射したのは1980年以来44年ぶりとみられている。これについて中国国防省の報道官は、事前に関係国に通報しており中国軍の透明性を十分に示しているとしたうえで、ICBMに搭載ができる核を巡る政策について「国の安全保障に必要なレベルを堅持する」などと言及。今回発射されのは、アメリカ本土を射程に収める「東風41」などとの見方が広がっていて、アメリカなどに対し核戦力の強化を誇示するねらいがあるとみられる。