一帯一路国際フォーラムにはロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻後はじめて中国を訪れ習主席との首脳会談があす行われると発表された。中露首脳会談は今年3月にモスクワで行われて以来になる。ロシア大統領府は首脳会談では国際問題や地域の問題が主要な議題になるとしたうえで、中露両国は世界の重要な問題において近い立場、あるいは一致した立場をとっていると強調している。プーチン大統領は訪問を前に中国の国営メディアのインタビューに応じ、両国の連携強化に意欲を示していて習主席としてもアメリカを念頭に協力を深めたい考えだ。首脳会談に先立ちきのうは王毅外相とラブロフ外相による外相会談が北京で行われた。ここでもイスラエル・パレスチナ情勢について意見が交わされた。中国外務省によると王外相は人道回廊の確立が急務であると、また根本的な解決策はイスラエルとパレスチナの「2国家共存」をできるだけ早く有効にすることなどを述べたということで、外交的な努力を急ぐべきだとの認識を示した、などと伝えた。