自民党新総裁・石破茂氏が新たな総理大臣になると日本の外交はどう変わるのか。9月27日の会見で石破総裁は「ロシア機による領空侵犯、中国艦による接続海域入境、色々な問題があった。日本国を守るということをきちんと確立する」と述べた。得意とする安全保障政策を強調。9月18日、中国・深センで起きた日本人男児が刃物で襲われ死亡した事件。6月にも蘇州市で日本人親子が襲われるなど日本人が巻き込まれる事件が相次いでいる。中国外務省・林剣報道官は「個別な案件。類似の事件はどこの国でも起こり得る」などと述べ、偶発的な事件としており、未だ容疑者の動機は明らかにしていない。18日、中国の空母が日本の接続水域に初侵入。中国軍を巡っては、8月に情報収集機が初めて日本の領空を侵犯、軍事的挑発ともとれる行動を続けている。石破氏はニュース番組で危害射撃を自衛隊に認める法改正の必要性に言及。8月、台湾を訪問した際には頼清徳総統と台湾有事への危機感を共有した。