千葉県松戸市にある昭和55年創業の「中華 東東」。池田穂乃花さん(21)はこの店の店長で大学3年生。それを支えるのは台湾出身の大学生・ジェンジェンさん(21)。2人は2歳のころからの幼馴染。2人ルームシェアをしながら働いているという。授業は週2日に詰め込んで、授業以外は朝から晩まで店に立っている。きっかけは4年前に創業者の祖父・帯刀武次郎さんが余命3か月と宣告され、その2か月後に他界した。店はたたむ方向だったが、穂乃花さんは埼玉県の実家から千葉に単身で引っ越し高校3年生で店長となった。しかし、レシピがなく、コロナ禍の自粛、材料費の高騰と困難が続いた。そこで2人は祖父の大盛り精神を継いだメニュー「1ポンドステーキチャーハン」を開発した。チャーハンが隠れてしまうほど牛ヒレ肉をトッピングしている。このメニューが大ヒットし、閉店寸前から大逆転した。さらに料理などの動画をSNSにアップし、見た目のインパクトが話題となり海外からもお客さんが来るようになったという。祖父が唯一レシピを残したのが看板メニュー「純レバ」。2人はアレンジとしてプラス110円で大量のネギ増しトッピングができるようにした。
住所: 千葉県松戸市紙敷